オーストラリア英語は留学に不向き?特徴や勉強のメリットを徹底解説

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オーストラリア英語は留学に不向き?特徴や勉強のメリットを徹底解説

みなさん、どうもこんにちは!
オーストラリア留学 JAPAMATEのアヤノです!

「オーストラリア英語は独特で、勉強には不向き。」

このような情報を見つけて、不安になっている人はいませんか?

たしかにオーストラリア英語は発音の面で少し特殊な部分があります。
しかし、アメリカ英語やイギリス英語と変わらず英語であることには変わりはなく、イギリスでもアメリカでも地域によって発音は変わるので、この国だから~なんて心配は必要ないのです。

これからオーストラリアへ留学する人は、オーストラリア英語が理解しやすいように、特徴やスラングをチェックしましょう。
こちらでは同時に、オーストラリア英語を学ぶメリットもご紹介します!

 

 

1.オーストラリア英語の歴史

オーストラリア英語は、イギリス英語の影響を強く受けています。そのため、発音や単語のスペルには、イギリス英語と共通するものが多いです。

オーストラリア英語の歴史は、まだ250年ほど。1770年にイギリス人のジェームズ・クックが到来して以降、オーストラリアはイギリスの流刑地として多くの囚人が来るようになりました。

その後のゴールドラッシュでは、主にイギリスの労働階級やアイルランド系の移民が訪れ、人口が大幅に増加しました。

そして、イギリスの労働者階級が使っていたコックニーや、アイルランド英語の影響が強くなり、現在のオーストラリア英語に至っています。

 

2.オーストラリア英語の特徴

オーストラリア英語の特徴

オーストラリア英語はイギリス寄りですが、一部アメリカ英語寄りであったり、オーストラリア独自のものであったりと、さまざまな英語がミックスされています。

下記に挙げた特徴は代表的なものです。

オーストラリア英語を理解する際に役立つので、ぜひ覚えてみてください!

ワーホリで留学するうえで困らない?オーストラリアで学べる英語とアメリカやイギリス英語との違い

 

2.1.発音の違い

オーストラリア英語の発音は、基本的にイギリス寄りです。

日本人はアメリカ英語に慣れているので、最初は聞き取りにくいかもしれませんが、そのような時は、以下のポイントに注意してみましょう。

 

2.2.スペルの違い(アメリカ英語とイギリス英語の違い)

オーストラリア英語のスペルも、イギリス英語寄りです。アメリカ英語に慣れている日本人にとっては違和感がありますが、パターンがあるため覚えやすいです。

 

■or / our
アメリカではorと書く単語が、オーストラリアとイギリスではourになります。
スペルの違いは、発音には影響しません。

アメリカ英語 オーストラリア英語・イギリス英語
color colour
favorite favourite
neighbor neighbour

 

 

■er / re
information centreなど、街中でよく見かける単語に違和感があると思ったら、語尾がひっくり返っていることがあります。
こちらも発音が「セントレ」とはならないので注意です。

アメリカ英語 オーストラリア英語・イギリス英語
center centre
theater theatre
meter metre

 

■ize / ise
アメリカ英語では“ize”となる単語は、オーストラリア英語・イギリス英語では“ise”が主流です。
しかし音は「z」で、アメリカ英語と同じです。

アメリカ英語 オーストラリア英語・イギリス英語
realize realise
organize organise
apologize apologise

 

■ense / ence
アメリカ英語では“ense”となるスペルは、オーストラリア英語とイギリス英語では“ence”と書きます。
少し混乱しますが、こちらも発音の差はありません。

アメリカ英語 オーストラリア英語・イギリス英語
license licence
offense offence
defense defence

 

■l / ll
単語の原型のスペルが同じにもかかわらず、過去形や進行形になると変化する単語があります。

例えば“cancel”。アメリカ英語の場合は、過去形が“canceled”、進行形が“canceling”と、そのまま語尾が変わるだけです。
しかしオーストラリア英語とイギリス英語の場合は、過去形は“cancelled”、進行形は“cancelling”とlが重なります。

アメリカ英語 オーストラリア英語・イギリス英語
signaled signalled
labeling labelling
traveler traveller

 

■アメリカ英語と同じスペルの単語
オーストラリア英語の単語には、アメリカ英語寄りになるものもあります。
ただしイギリス英語のスペルで書いても、問題なく通じます。

オーストラリア英語・アメリカ英語 イギリス英語
program programme
inquire enquire

 

3.省略表現の違い

オーストラリア英語には、単語の省略表現が多いです。

省略表現として有名なのは、“BBQを意味する“barbie”(バービー)。
また、レストランのメニューでは、“brekkie”(ブレッキー)という単語をよく見かけますが、これは“breakfast”の省略形です。
オーストラリア人を意味する“Aussie”も、“Australian”を略した形です。

また“y”を使った省略表現もあります。
例えば“biscuit”は“biccy”(ビキー)という発音に。省略形は、最後が「イー」の音になるものが多いです。

以前オーストラリア人に「なぜ省略する単語が多いの?」と聞いたところ、「オーストラリア人、面倒くさがりだからさ」という返事がありました。
本当のところはわかりませんが、省略表現は日常的に聞こえるので、覚えておくと役立ちます。

単語 省略形
sunglasses sunnies(サニーズ)
mosquit mozzie(モジー)
football / soccer footy(フッティー)

 

3.1.オーストラリア特有の単語

オーストラリアには、省略した上に少し形を変えた単語もあります。これらはスペルからは推測しにくいので、見つけたら覚えてしまうのがおすすめです。

アメリカ英語・イギリス英語 オーストラリア英語での表現
Australian Oz(オージー)
afternoon arvo(アーボー)

 

 

3.2.慣用表現の違い

オーストラリアでよく使われるフレーズには、オーストラリア英語ならではのものがあります。こちらでは、有名かつ日常的に使えるものをご紹介します!

■No worries
「大丈夫です、気にしないで」を意味する“Don’t worry.”は、オーストラリアでは“No worries.”(ノーウォーリーズ)というのが主流です。
この表現は“どういたしまして(Your welcome)”の代わりにも使えます。

■How’s going?
友達によく使う表現として覚えておきたいのが「調子はどう?(How are you?)」です。

アメリカでは“What’s up?”が主流ですが、オーストラリアでは“How’s going?”(ハウズゴーイン?)と使われることがありますが、How are you?がメインです。

■Ta
同じく気軽に使えるのが“Ta!”ですが、女性や子供が使う言葉なので、男性は注意!
こちらは“Thank you!”の省略形です。

■have~
“have”を用いた表現を好むのも、オーストラリア英語の特徴。例えばアメリカ英語で「休息する」は“take a break”ですが、オーストラリア英語では“have a break(rest)”という方が自然です。

 

4.オーストラリア英語は将来的に役立つのか?

オーストラリア英語は将来的に役に立つのか?

オーストラリア英語はイギリス英語寄りでありつつも、時にはアメリカ英語の表現があったり独自の言い回しがあったりと、面白い言語です。
そんなオーストラリア英語を学ぶことは、将来の役に立つのでしょうか?答えはもちろん“Yes!”です。

発音の特徴でご紹介したように、オーストラリア英語はイギリス英語寄りの発音をします。
実は日本人にとって、イギリス英語はアメリカ英語よりも発音しやすい音です。
rの音があまり巻かなかったり、aの音が「エ」よりも「ア」に近かったりするので、慣れれば話しやすいというメリットがあります。

オーストラリア英語は、ボキャブラリーの強化にも役立ちます。
日本人は学校でアメリカ英語を習うため、覚える単語もアメリカ寄りです。
オーストラリア英語はイギリス寄りなので、勉強すれば新しい表現を覚えられます。

また、オーストラリア英語はフレンドリーです。
オージーの陽気な性格を反映してか、親しみやすい響きがあります。
“G’day!”は「やっほー」、“No worries.”は「気にしないでください」というよりも「あ、いいのよ!」とうニュアンスがあり気楽です。

このようにオーストラリア英語にはさまざまなメリットがあり、勉強して損はない言語なのです。

ただし、田舎の方たちが話すアクセントが強いオーストラリア英語は、ネイティブであっても聞き取るのが難しいです。

そのため留学する際は、訛りが強い田舎は避けましょう。
英語初心者でそのような場所に行ってしまうと、まったく英語が理解できない恐れがあります。

また地方で使われている表現は日本と同様に、狭い範囲でしか通じないものもあります。
オーストラリアに留学する際は、シドニーやメルボルン、ブリスベン、パースといった主要都市がおすすめです。

 

5.まとめ

さまざまな英語の特徴を取り入れつつ、独自の発展を遂げたオーストラリア英語。
聞きなれてくると、オーストラリア人らしい緩い感じに愛着がわいてきます。

オーストラリアは、そのようなオージーイングリッシュに触れられるだけでなく、さまざまな国から来た人と英語を話せる魅力的な国です。

世界で通用する英語を勉強したい人は、ぜひオーストラリアへ留学してみてください!

 

 

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メール:info@japamate.com

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