みなさん、どうもこんにちは!
オーストラリア留学 JAPAMATEのユウトです!
留学を経験した方は、就活の時期になった時に
「自分の留学期間は有利にはたらくのだろうか」
「留学しても就活で遅れるだけじゃないか」
と不安になることが多いものです。
そこで本記事では、就活において留学経験がどのように働くのかをご紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてください。
INDEX
1.留学経験は就活で有利なのか
実際のところ、留学経験は就職活動において有利に働くのでしょうか。
ここでは留学が不利にならない理由や留学で得られる武器、就活で有利になるTOEICの点数についてお話しいたします。
1.1.留学は就活で不利にはならない
留学の経験は、就職活動において決して不利にはなりません。
文科省の官民協働留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」の2019年6月プレスリリースによると、企業の採用担当の留学に対する認識は以下の通りです。
「留学のための留年や休学はマイナス評価にならない」
意見 | 割合 |
強くそう思う | 16.9% |
まあまあそう思う | 30.8% |
どちらかというとそう思う | 26.2% |
どちらかというとそう思わない | 13.2% |
あまりそう思わない | 6.6% |
全くそう思わない | 6.4% |
出典:トビタテ!JAPAN2019年6月19日付NEWS RELEASE
上記から、留学をマイナスと考えていない企業は全体の “73.9%” に及び、留学が就活においてマイナスになるとは考えにくいことが分かるでしょう。
1.2.留学で身に付けた英語力や体験は就活で武器になる
就職活動で不利にはならないと言っても、留学経験だけで武器になる訳ではありません。
下記資料から、就職活動において学業成績を重視する企業は半数以上になることが分かります。
「採用選考活動において、卒業・終了前年度までの学業成績を重視していますか」
意見 | 割合 |
大いに重視している | 4.7% |
ある程度重視している | 47.6% |
どちらとも言えない | 16.4% |
あまり重視していない | 24.9% |
全く重視していない | 5.7% |
無回答 | 0.8% |
出典:文部科学省2019年度「就職・採用活動に関する調査(企業)」調査結果
また、同資料によると56.6%の企業が面接時に学業成果を表す書類に基づき質問をしたと回答しているのです。
つまり英語力はもちろん、留学時における英語力を上げるための努力や現地の人々との交流などによって成長できた点について答えられると良いアピールになるでしょう。
1.3.就活でアピールポイントになるTOEICの点数は?
それでは、就職活動においてどの程度の英語力があればアピールポイントとなるのでしょうか。
一般的には、英語力の指標となるTOEICの点数が700点以上であればアピールポイントとなると考えられます。
短文、長文に関わらず比較的詳細まで聞き取れるレベルが700点以上と言われており、自分の意見を述べたり複雑な要求に応えたりするために必要であると言われているのです。
また多くの企業においても、国際部門で業務を遂行するのであれば700点以上のスコアが必要と考えられています。
2.留学経験を就活で有利に働かせる4つのポイント
ここからは、留学経験が就活で有利になるようなアピールのポイントを、4つに整理してご紹介いたします。
2.1.就活で質問されることを把握しておく
留学経験に関わらず、就活において聞かれるであろうことを事前に想定しておくことはとても大切です。
留学に関しては、実際に以下のような質問が想定されます。
- 留学をした理由や目的
- 留学によって最も成長できた点や留学で得たこと
- 英語の勉強方法
- 留学で苦労したことや失敗したこととそれをどう克服したか
- 留学先での活動や印象的なエピソード
- 留学経験が現在の自分にどう生かされているか
上記の他にも、細かいものだと「第二外国語は何?」「外国人学生と日本人学生の違いは?」などと言った質問も考えられるでしょう。
これらに対してはあらかじめ答えを用意しておくことが望ましいのですが、その方法については次の項目で説明いたします。
2.2.就活で留学経験のアピールポイントを整理しておく
就活での留学経験のアピールポイントを整理するためのポイントは大きく3つに分けられますので、下記で一つずつ詳しく説明していきます。
① 留学をしようと思った理由を整理する
まず大切なのが、留学をした理由や目的です。
強い目的意識をもって留学に臨んだことを説明できなくては、ただ遊びに行ったような印象を与えかねませんし、自分の意思がない人物だと思われかねません。
留学をする理由や学ぼうとしたものとその理由、留学の準備における苦労や工夫などといった点を整理し、思いを伝えることが大切でしょう。
② 留学を通して成長したことを整理する
次に整理しておきたいのが、留学経験を通じて成長したことです。
留学で成長できたことをアピールできなければ、やはり留学経験も武器にはなりません。
語学力が向上した点のアピールは確かに大切ですが、極端な言い方をすればTOEICの点数などは留学をしなくても向上させることが可能です。
それよりもむしろ留学中における現地の人々との交流や失敗・苦労したこととその克服法、留学前後での考え方の変化など、留学ならではの経験や成長を伝えると良いでしょう。
③ 留学で最終的に得たことを整理する
最後に整理しておきたいのが、留学を経て得たことや今後への活かし方についてです。
自身の成長を目的して留学したことは大前提であり、帰国後に留学経験が自分自身の中に残り現在や今後に活かされているか否かを、企業側は確認したいのです。
留学の前後で成長・変化した点や課題として残ったもの、今後へ留学経験をどう生かしていくかなどを整理しておくと良いでしょう。
2.3.就活で留学経験が活かせる業界を知る
文科省の調査によると、就職面接において「留学生を積極的に採用したい」と答えた割合が高かった業界には、下記のようなものがあります。
業種 | 割合 |
製造業 | 21.5% |
情報通信業 | 12.9% |
金融業・保険業 | 17.9% |
不動産業・物品賃貸業 | 21.4% |
学術研究、専門・技術サービス業 | 45.5% |
教育・学習支援業 | 50% |
出典:平成28年度就職・採用活動に関する調査(企業)調査報告書
自信の留学経験が活かせる業種で気になるものが無いかを確認し、業界研究を進めると良いでしょう。
2.4.就活でアピールポイントになる留学期間を知る
就職活動においてアピールできる留学期間を把握しておくことも大切です。
留学経験があると言っても短すぎては武器にはならず、実際にアピールにつながるのは3カ月以上からであると言えます。
その理由は以下の通り二つです。
- TOEICのスコアを伸ばすには3カ月以上が必要
就活において重要となるTOEICのスコアを伸ばすにはある程度の勉強期間がどうしても必要となります。
特にリスニング力が付いてきたと実感するには3カ月以上の期間が必要であると言われており、3カ月未満であると大した効果を得られずに終わる可能性もあるのです。
- あまりに短期だと旅行と変わらないと取られる可能性がある
留学経験において大切なのは語学力のみでなく、現地で得られる経験であるのは先ほどお話しした通りです。
3カ月未満だと現地の環境に慣れるのが精いっぱいとなってしまい、現地の人たちとの交流が深まる前に帰国となる可能性があります。
これでは貴重な経験ができる可能性は低くなってしまいますし、精神面での成長も望めなくなってしまうでしょう。
もちろん「何カ月留学をしたのか」の期間で企業側が評価している訳ではありません。
定量的な期間ではなく、留学期間で得られた経験や英語力の方をむしろ大切にしていると言えるでしょう。
3.まとめ
留学経験は就職活動においてプラス材料とすることが十分にできますが、ただ単に「留学をした」と言うだけでは好印象を与えることはできません。
企業側が求めるポイントをしっかりと把握し、明確な目的を持って留学をしたことを伝えることができれば、良いアピールにつなげることができるでしょう。
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