みなさん、どうもこんにちは!
オーストラリア留学 JAPAMATEのユウトです!
英語を学ぶためにオーストラリアへの語学留学を考えている方の中には、奨学金の利用を検討している方も多いのではないでしょうか?
しかし、オーストラリア留学では、語学留学向けの制度は非常に少なく、ほとんどが大学や大学院留学向けの制度ばかりです。
そこで本記事では、オーストラリア語学留学において支給を受けるための方法とおすすめ奨学金についてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
INDEX
1.オーストラリア留学の奨学金は国内制度とオーストラリア制度の2種類
オーストラリアへの語学留学にあたって自分に最適な制度を選ぶにはまず、種類を把握することが大切です。
1.1.奨学金には給付型と貸与型がある
奨学金には大きく分けて、給付型と貸与型の2つがあります。
給付型は返済義務がなく
貸与型は後日返済をしていくことが必要です。
学生ローンなどとも言われており、無利子と有利子の2パターンがあります。
有利子の場合は比較的利子が高くなることもあるため、無理の無い返済計画も含めた検討が必要になるでしょう。
給付型には条件がありますが、返済しなくてもよいのは非常に大きなメリットです。
奨学金には日本政府や豪政府が設立したものと、都道府県や市町村などの各自治体が設立したもの、企業や財団が設立したものなど大まかにこの3つがあります。
2.オーストラリア留学は語学留学向けの奨学金が少ない
実は、オーストラリア留学の奨学金には語学留学向けの奨学金システムがあまりありません。
そのため、希望をしてもなかなか最適な種類が見つけられないという人も多くいるのです。
2.1.ほとんどが研究、博士号取得支援のための奨学金
なぜ語学留学向けが限定的かというと、ほとんどが研究や博士号取得支援を目的としているからです。
留学本来の理由は、日本国内では学ぶことが難しい高度な知識や技術を海外で学ぶことです。
そのため支援も海外の大学や大学院、研究機関などで専門的な勉強や研究を行い、日本の社会や企業に貢献できる人に対して行うというのが主流になっています。
結果として、研究や博士号、修士号の取得を目的とした仕組みが多くなっているのです。
3.語学留学者が奨学金を借りる方法
語学留学に対する制度が限定的な中で、語学留学希望者が奨学金を希望通り利用できるようにするには、どのようにしたらよいのでしょうか。
基本的な方法は、大きく二つ考えられます。
3.1.TOEIC、IELTSで基準点を取っておく
まず大切なのが、TOEICやIELTS(International English Language Testing System)で基準点を取っておくことです。
多くの場合で、一定以上の語学力を有することを条件としています。
そして語学力の判断においてはこれらの点数を基準にしており、条件の良くて人気であればあるほど、点数のハードルは高くなるのです。
自分の語学力にいくら自信があったとしても、その指標となるTOEICやIELTSのスコアを持っていなければアピールできません。
そのため、語学留学希望者であればTOEICやIELTSに取り組んでできるだけ高い点数を取得しておくことが大切と言えるでしょう。
3.2.自分の専攻分野を磨く
自分の専攻とする分野の知見を磨いておくことも、希望通りに利用するためには大切だと言えます。
先ほどお話しした通り多くの場合で支給は高度な知識を海外で得ることを目的としており、そのほとんどが専攻分野の成長を目的としています。
そのため、選考をする際には語学力だけでなく自分の専攻する分野に対しての成績や実績に関しても審査対象とされるのです。
また、科学、経済、芸術など専門分野に特化した制度等もあり、この場合でも自分の専攻する分野を磨いておくことが有利に働きやすいと言えます。
4.オススメのオーストラリア留学の奨学金
ここでは、オーストラリア留学で使える奨学金の中で、語学留学でも活用が可能な奨学金を厳選してご紹介いたします。
4.1.ICCコンサルタンツ
・応募条件
- 18歳以上の学生
・審査内容
- 第一次選考:書類
- 第二次選考:筆記試験、面接
・英語力
- 希望する研修先の大学により異なる
・奨学生の種類
- 特待生(学費と滞在費が免除される):2名
- 純特待生(学費が免除される):12名
- 優待生(学費の一部が免除される):55名
40年以上の海外留学、海外インターンシップサポート実績があり、学生だけでなく社会人向けの制度についても詳細な紹介を受けられます。
経験豊富なカウンセラーやスタッフのサポートを受けることが可能ですので、「とりあえずどうしたら良いのか分からない」という方にもおすすめです。
メールやスカイプ、電話での相談だけでなく、各地方に存在するオフィスにて無料相談を受けることも可能です。
4.2.トビタテ!留学JAPAN
・応募条件
- 国内の学校(大学・大学院・短大・高等専門学校・専修学校等)で正規性として在席していること
- 事前や事後の研修、留学生networkに参加できること
- 30歳以下であること
・審査内容
- 書類審査(オリジナル留学計画の提出)
- 面接審査
・英語力
- 英語力の基準はありませんが、各自の留学計画実現に必要なレベルであることが必要
・支給額 (全国大学コース・豪の場合)
- 奨学金:12万円/月
- 留学準備金:25万円
- 授業料:30万円~60万円
トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラムは、2014年に官民共同でスタートさせた学生限定のシステムです。
給付型プランの充実度や前後の研修実施など、官民共催らしくしっかりとした対応がされています。
派遣留学生や支援企業との独自コミュニティも用意されており、幅広く様々な人たちとのつながりを気付くことも期待できるでしょう。
4.3.エンデバー奨学金
・応募条件
- 18歳以上であること
- 学士課程を修了していること
・審査内容
- 書類審査(専攻分野における成績や職務経験の記録などが審査項目)
・英語力
- IELTS総合スコア6.5(個別バンドで6.0以下の項目が無いこと)
・支給額(最長4年間)
- 旅費:3,000豪ドル
- 生活基盤資金:2000豪ドル~4,000豪ドル
- 毎月の給付:3,000豪ドル
- 学費:1万5,000豪ドル
- その他(健康保険、旅行保険費用)
豪政府が提供するした給付型システムであり、学習や研究、専門的能力開発、350億ドル規模の国際教育分野の恩恵を地方と共有することを目的としています。
日本だけでなくアジア太平洋や中東、ヨーロッパ等にも提供されるため競争率は高いのですが、渡される額が非常に多いのが特徴で、目的に合わせて4パターンがあります。
4.4.日本学生支援機構 海外留学支援制度(協定派遣)
・応募条件
- 大学等の正規課程に在籍している
- 資金の自弁が難しい方
・審査内容
- 書類選考
・英語力
- TOEIC:400点以上
- TOEFL:PBT435点以上、iBT41点以上
- IELTS:5.0以上
・支給額
- 月額6万円~10万円(地域によって変動)
給付型で学生在席している大学等で行われる交換留学、認定留学などの派遣プログラム参加者が対象であり、年間で25,000人に給付されています。
経済的困難を応募条件にしており、応募時に求められる英語力のハードルは比較的低いと言えるでしょう。
4.5.日本学生支援機構 海外留学支援制度(大学院学位取得型)
・応募条件
- 収支または博士の学位取得を目的として海外の大学院へ留学する方
- 学士の学位を取得した方・取得見込みの方
・審査内容
- 書面審査
- 面接審査
・英語力
- TOEFL:PBT600点以上、iBT100点以上
- IELTS:7.0以上
・支給額
- 奨学金:8万9,000円~14万8,000円(場所による)
- 授業料:年間250万円を上限とする実費額
JASSOが提供しており、もらえる期間は修士課程は2年、博士課程は原則3年です。
また、2019年度の採用実績は95名で、ケンブリッジ、オックスフォード、ハーバードなど多彩な実績があります。
4.6.日本学生支援機構 貸与型奨学金
・応募条件
- JASSOが定める経済的要因に合致する人
・審査内容
- 書類審査
・英語力
- 特に基準なし
・貸与額
- 月額5万円か8万8,000円
JASSOが提供する海外留学志望者の経済的支援として提要される貸与型です。
国内の大学・短大・高校・専修学校、大学院で学ぶ人の為の仕組みと同様のため、なじみがある人もいるのでは無いでしょうか。
給付型ではなく貸与されるので帰国後に返済が必要ですが、制限が無いため幅広い方が活用可能です。
5.まとめ
オーストラリアへ語学留学をする場合、利用できる奨学金は限定的です。
自分の希望通りに受け取れる可能性を高めるには、専攻分野などの知見を磨いておく必要があります。
それぞれの特徴や求められる人物像を踏まえて、ご自身に最適な奨学金を活用しましょう。
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