新型コロナウィルスによるオーストラリア留学への影響は?

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オーストラリア 入国

みなさん、どうもこんにちは!
オーストラリア留学 JAPAMATEのユウトです!

この記事を書いているのは4月中旬ですが、4月中旬でもとんでもない影響を世界中で新型コロナウィルスは巻き起こしていますね…

その影響は個人個人にはもちろん、企業にも多大なる影響を与えており
様々な業界で雇用者の方々が人員削減の余波を受けてしまったり、雇用主側も閉業しなければならないかもしれないほどの影響をここオーストラリアでも確認されています。

そして、このコロナによる影響で留学業界にも予期せぬ緊急事態が起こってしまい
すでに留学中の人たちやこれから留学しようと思っていた人たちが考えていた予定を変更せざるを得なくなってしまいました…

そんな新型コロナウィルスによるオーストラリアでの影響を留学生目線でお話していこうと思います。

 

1.新型コロナウィルスによるオーストラリアでの現状

コロナウィルス 影響

4月13日時点でオーストラリアはコロナウィルスによる統計が
■感染者数 6322名
■死者数 61名
■回復者数 3338名
(参照:https://www.worldometers.info/coronavirus/country/australia/
と、なっております。

また、新型コロナウィルスによる影響でオーストラリア政府はオーストラリア国籍保持者や永住権保持者、一部のニュージーランド国籍保持者に対しての補償をすると発表し、レストランを含むビジネス保持者への補償も発表しましたが、それでもロックダウンをしたことによって各種業界での売上は激減してしまいました…

そしてオーストラリアは留学が国として3番目に高い収益源となっているほどの特殊な国なのですが
オーストラリアの首相は『仕事がない、収入がない、サポートしてくれる人がいない留学生はすぐにサポートをしてくれる母国に帰ってください』と悲しい発言をしてしまうほどに非常事態なのです。

コロナウィルス オーストラリアでの感染者数推移

 

ただ、早期にロックダウンを行い、違反者には厳しい罰則を定めたため、3月下旬と比べる4月中旬時点では感染者数の伸びも抑えられ始めているのが上のグラフからご理解いただけるかと思います。

 

2.オーストラリアで生活する上で関連する影響や政府からの発表

オーストラリアでのコロナの影響

ここからはオーストラリアで生活する上で関連する影響や政府からの発表を説明していこうかと思います。

 

2.1.オーストラリアから日本へ行く飛行機の減便

オーストラリアから日本に行くためのフライトが減便となってしまい、2020年4月13日時点では下記のようになっております。
※下記情報は全て領事館からの連絡を基にしておりますので、詳しい情報は各航空会社さんへお問い合わせください

【全日本空輸 ANA】
4月は16、18、20、23、25日が運航予定で
4月25日以降(4月25日~6月1日)は月、木、土曜日で運航予定。

【日本航空 JAL】
■シドニー・羽田:5月1日まで運休予定
■メルボルン・成田:5月1日まで運休予定

【カンタス航空 Qantas】
5月末まで運休予定

【ジェットスター Jetstar】
5月末まで運休予定

【ヴァージン オーストラリア Virgin Australia】
6月14日まで日本直行便を含むすべての国際便を運休することが発表されています。

2.2.社会的距離(Social Distancing)

オーストラリア ソーシャルディスタンス

コロナウィルスの感染拡大を抑える手段の1つとして他人との距離を取るということがあります。

ここオーストラリアでは下記のようなことが定められています。

  • 他人と1.5m以上の距離を取る
  • 現金での支払いを避け、電子的な決済を利用する
  • 必要不可欠な場合にのみ外出する(食材の買い出しなど)
  • 人が少ない時間に移動し、人混みを避ける
  • 集団行動の禁止
  • 体育館やジム、プレイグラウンドの閉鎖
  • レストランやカフェでの食事の禁止(お持ち帰りのみ可)
  • パーティーの禁止
  • 屋外、屋内含め家族以外との集会は2人までという人数制限(冠婚葬祭などの例外有り)

 

2.3.自己隔離措置(外出自粛要請)

自宅やホテルにて自己隔離をする際、14日間待機をしなければなりません。

その際、
■自宅やホテルから離れてはいけない
■仕事やショッピングセンターには行ってはいけない
■来訪者を入れてはいけない
といったルールがある上、なるべく他人との距離を1.5m以上取る必要があります。

 

2.4.各州への入州規制

4月3日時点ではありますが、オーストラリア各州では入州規制がかかりました。

これはロックダウンによる勤務形態の変化(自宅勤務や人員削減)から実家などに帰り、地方での感染拡大を防ぐためのものかと個人的には考えていますが、入州規制は下記のようになっております。

■NSW州(シドニー)
入州規制なし

■VIC州(メルボルン)
入州規制なし

■SA州(アデレード)
14日間の自己隔離が必要で、違反者は罰則有り。

■QLD州(ブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズ)
QLD居住者または特例で入州許可を得ている方以外は入州できません。
なお、14日間の自己隔離が必要で、違反者は罰則有り。
※ファームなどの重要な資源セクターの労働者と認定される場合は入州可

■TAS州(タスマニア)
到着する人は州政府によって手配された宿泊施設にて14日間の自己隔離が義務付けられています。
隔離に要する費用は自己負担。

■WA州(パース)
4月6日から州境閉鎖。

■NT州(ダーウィン)
到着する人は州政府によって手配された宿泊施設にて14日間の強制隔離が義務付けられています。
隔離に要する費用は自己負担。

■ACT(キャンベラ)
入州規制なし

 

2.5.詐欺への注意

WHOからのフィッシング詐欺、ウィルス治療薬を謳ったオンラインショッピング詐欺、製薬会社への投資を促す投資詐欺が確認されているようです。

また、マスクやトイレットペーパーの異常な価格での転売も横行しておりますのでご注意ください。
※こういった火事場泥棒のようなビジネスをしている転売屋からできる限り物を買わないことが彼らからしたら一番の痛手なのです。

3.留学に関連するオーストラリア政府の発表

オーストラリア政府 留学生への影響

オーストラリア留学に関連する対コロナウィルスの政府発表を紹介していきます。

 

3.1.全ての外国人へのオーストラリア入国禁止措置

オーストラリア政府はオーストラリア国籍を持たない、もしくは永住権保持者以外の全ての外国人へ入国禁止措置を取りました。
そして、この入国禁止措置は4月13日時点でいつまで続くかは未定です。

この入国禁止措置が空けない限り、オーストラリア留学を予定していた方たちは入国することができないのです。

3.2.オンライン授業への移行

語学学校や専門学校、大学といった教育機関は全てオンライン授業への移行を行い、コロナウィルスが終息するまでの間、オンラインで授業をすることになっています。

3.3.ワーホリや学生ビザを保持している留学生への補助は?

留学生に対する補助はこれといってありませんが…今のところ下記の3点が多くの留学生さんたち向けに特例が認められております。

  1. Super Annunciation(年金)の引き出しが認められる
  2. 学生ビザの方は2週間で40時間までの勤務が認められていますが、特例として5月1日まで介護や看護および主要スーパーでの在庫整理などでの勤務時間が延長されました
  3. ワーホリは一雇用主で6ヶ月間まで就労可能という期間の免除

 

3.4.ビザが切れそうな場合はどうする?

ビザが切れそうな場合は直ちに延長するか、帰国をするようにしてください。

コロナウィルスによる影響でビザがなくても滞在できるなんてスペシャルなものは現在発表されていませんので、ビザ期間の残り少ない方は直ちに学生ビザやセカンドワーホリに延長や変更するか、帰国できるフライトがあるうちに手配を済ませてしまい期間内に帰国できるようにしてください。

 

4.【NSW州のみ】日本語で対応可能な一般開業医(GP)リスト

オーストラリア 病院

■セリーナラパポート(Medi Central)
所在地:Level 11, 501 George Street Sydney NSW 2000
受付時間:月、火、木、金曜日 ‐ 8:00~16:00
電話番号:02-8378-1717(日本語可)
ウェブサイト:https://www.taslyhealthpac.com/

■Northbridge Medical Practice
所在地: Suite 2B, Level 1, 115 Sailors Bay Road Northbridge NSW 2063
受付時間:月~金曜日 ‐ 8:00~18:00、土曜日 ‐ 8:00~11:00
電話番号:02-9958-7104(日本語不可、Dr.Toriiさんを指名してください)
ウェブサイト:http://www.northbridgemp.com.au/

■タウンホールクリニック(Town Hall Clinic)
所在地:Level 4, 50 York Street Sydney NSW 2000
受付時間:月~金曜日 ‐ 8:30~18:00
電話番号:02-9299-4661(日本語可)
ウェブサイト:https://www.townhallclinic.com.au/

■ワールドシティ日本語医療・歯科センター
所在地:Level 1&2, 722 George Street Sydney NSW 2000
受付時間:月~金曜日 ‐ 9:00~18:00、土曜日 ‐ 9:00~16:00
電話番号:02-9281-0348(日本語可)
ウェブサイト:https://www.jams.tv/wp-content/themes/jams.tv/old_html/client/worldciti/1P/178493/178493.html

■オブザペートリータワーメディカルセンター
所在地:Level 5, 168 Kent Street Sydney NSW 2000
受付時間:月~金曜日 ‐ 8:00~13:00
電話番号:02-9252-8888(日本語可)
ウェブサイト:http://www.otmc.com.au/

 

5.まとめ

ここオーストラリアでも日本と同様にトイレットペーパーやマスクの買い占めが起きてしまっており、批判をするわけではありませんがSNSでは某国からの移民がルールを守らずに買い占めを行いトラブルに発展するという動画も多く出ています。

私たち日本人は同じアジア人だからこそ見分けは付きますが、他の国の人たちからしたら判別は難しいのが現状です。
そのため、筆者自身も公共交通機関に乗ったら白人系のおばさんが違う席に移動したり、おもむろに口元を隠したり…なんてことも経験しました。
なので、アジア人というだけでもっと暴言を吐かれたりしてしまう方もいらっしゃるかと思いますが、そういったことで落ち込んだり負けたりしないようにしてください。

筆者はそういった時には『は!?俺は日本人だから!馬鹿じゃないの!?』ってハッキリと怒ります。笑
そんな心に余裕のない人たちも少なくありませんが、そういった機会に不運にも会ってしまった場合は負けないでくださいね。

そして、何よりも…

日本でもオーストラリアでもですが、感染を拡大させないためのロックダウン(都市閉鎖)です。

補償がないくせにロックダウンだなんて…だとかなんだとかよりもまず一人一人が感染拡大をさせないためにしっかりとした意識を持って行動してほしいなと思います。
ここに日本からもオーストラリアからもどこからも補償が受けられない人がいるのですから…苦笑

 

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ウェブサイト:http://japamate.com/
メール:info@japamate.com

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